第97回研究会
開催日時 | 2024年2月28日(水) 17:00-19:00 |
場所 | 神戸大学大学院国際文化学研究科 学術交流ルーム(E棟4階 E410) |
発表者
石田慎一郎氏(東京都立大学)
タイトル
「アフリカ民族誌を出来事の連なりで書く:願望と可能性を語る質的探究の試み」
要旨
私の英文民族誌は、20年超の参与観察と出来事記述の手法で、待つことを知るイゲンベの人々の姿を描いた。その際、第一に、出来事の群れを連なりとして描く、その〈筋書き〉を求めた。畢竟、共同的な意図の顕在化と潜在化の両極を人々が往復する様を描くに至った。第二に、特定の時空での事件を出来事として意味づける現地の〈論理〉を求めた。それは人間の願望と未来の可能性を語る。出来事が未来に開かれると群れは連なりとなる。
(本発表は、編者・出版社の許諾を得て、『質的探究 法社会学』〔樫村志郎先生古稀記念〕に寄稿した論文の内容を出版に先立って口頭発表するものです。)
石田慎一郎氏(東京都立大学)
タイトル
「アフリカ民族誌を出来事の連なりで書く:願望と可能性を語る質的探究の試み」
要旨
私の英文民族誌は、20年超の参与観察と出来事記述の手法で、待つことを知るイゲンベの人々の姿を描いた。その際、第一に、出来事の群れを連なりとして描く、その〈筋書き〉を求めた。畢竟、共同的な意図の顕在化と潜在化の両極を人々が往復する様を描くに至った。第二に、特定の時空での事件を出来事として意味づける現地の〈論理〉を求めた。それは人間の願望と未来の可能性を語る。出来事が未来に開かれると群れは連なりとなる。
(本発表は、編者・出版社の許諾を得て、『質的探究 法社会学』〔樫村志郎先生古稀記念〕に寄稿した論文の内容を出版に先立って口頭発表するものです。)