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第103回神戸人類学研究会(2025年11月29日開催)


開催日時 2025年11月29日(土) 15:00-17:00
場所 神戸大学大学院国際文化学研究科 学術交流ルーム(E棟4階 E410)
開催形式 オンラインと対面のハイブリッド形式(事前登録制)
2025年11月29日(土)に第103回神戸人類学研究会を開催いたしますので、下記の通りご案内申し上げます。
皆様のご参加をお待ちしております。

発表者① 前田 宙(神戸大学大学院国際文化学研究科)
タイトル 集合的記憶になり得ない「無意思的記憶」──ハワイにおけるニッケイを事例に
要旨 ハワイは日本初の集団移民先であり、「過酷な労働を乗り越え成功した」という語りが日系社会において重要な記憶の核をなしてきた。しかし、家庭内では、写真や家系図を介して集合的記憶では語られない断片的な記憶が無意思的に思い起こされている。本発表では、ハワイ州オアフ島の日系を対象に、移民に関する集合的記憶から乖離し家庭内に留められてきた個人的な記憶、特に無意思的記憶を分析し、その意義を考察する。

発表者② 塩月 諭
タイトル ネパールのクマリ信仰研究
要旨 ネパールのカトマンドゥ盆地では少女を神として祀る習慣がある。その少女はクマリ(Kumārī)と呼ばれ、国の守護神として統治者からも礼拝を受ける。先行研究では、クマリ信仰は政治権力と被支配者の関係、あるいはネワールの少女に対して行われる通過儀礼の観点から論じられてきたが、クマリ自身の聖性が何に由来しているのかについては十分に考察されてこなかった。本発表では、ネパールで神像に対して行われる儀礼や結婚式および老年式で人間が神に近い扱いを受ける事例にも触れながら、少女が神とみなされる宗教学的意味を考察する。

タイムテーブル
15:00〜15:05 趣旨説明
15:05〜15:40 発表①前田宙
15:40〜15:55 発表者への質疑応答
15:55〜16:10 休憩
16:10〜16:45 発表②塩月諭  
16:45〜17:00 発表者への質疑応答 
17:00ごろ   閉会(予定)
17:30〜19:30:懇親会(会場にて)

参加登録
当日参加も可能ですが、参加人数の把握のため、参加を希望される方は、11月27日(木)までに以下のリンクからご登録をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdENKfn-jWFZI5ZJyAZzEDemNtU_BzBMBVzt1trMMbFfzpQfQ/viewform

お問い合わせ 神戸人類学研究会 anthropologykobe[a]gmail.com

主催 神戸人類学研究会
共催 神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)