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第102回研究会(2025年7月25日開催)


開催日時 2025年7月25日(金) 15:00-17:00
場所 神戸大学大学院国際文化学研究科 学術交流ルーム(E棟4階 E410)
発表者①
眞明夏三
タイトル
賭け事の結果を「読む」実践—ガーナにおける数字くじを事例に
要旨
本発表は西アフリカに位置するガーナ共和国で人々に親しまれている数字くじを対象とし、賭けの結果を「読む」行為について論じる。
調査地では過去の当選番号の履歴から未来の当選番号を見通すことは「リーディング(reading)」と呼ばれている。抽選結果は機械によってランダムに選ばれるものであるにもかかわらず、それを「読む」ことはできるのだろうか。
本発表ではガーナにおける賭博産業史や、人々の日々賭ける行為の検討を通じ、リーディングとはいかなる実践であるかを議論する。そして今後の研究発展の可能性を示す。

発表者②
柴麗根
タイトル
中央アジア国境地域における民族間関係をめぐる民族誌的予備考察ーモンゴル国バヤン・ウルギー県を事例に
要旨
近年、中央アジアでは、旧ソ連地域における政治的・経済的変動を背景に、各国の民族政策や社会統合の枠組みが再考されつつある。モンゴルおよびカザフスタンにおいても、社会主義体制下では主幹民族を中心とする政策により、他民族とのあいだに一定の共存秩序が保たれてきたが、1990年代以降、その秩序は流動化している。
本発表では、21世紀の中央アジア国境地域におけるモンゴル人とカザフ人の民族間関係を、宗教的実践を手がかりに再検討することを目的とする。とりわけ、モンゴル国バヤン・ウルギー県におけるモンゴル系ウリヤンハイ人とカザフ系ムスリムとの関係に注目し、チベット仏教とイスラームという異なる宗教体系が接触する領域において、宗教的な越境の展開がいかに民族間関係に影響を与えているのかを多角的に明らかにする試みである。

参加登録
https://forms.gle/1nwGykzepwe2zW21A

お問い合わせ
神戸人類学研究会 anthropologykobe[@]gmail.com ([ ]をとってください)

主催
神戸人類学研究会
共催
神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)

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